若年層専門就労移行支援事業所
特定非営利活動法人T&E

所長メッセージ

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所長メッセージ

 

T&Eが大切にするもの、それは「ワクワク、ドキドキ」の共有

就職は長い人生においては、ひとつのスパイスのようなもの、就職するための力ではなく人生を楽しめる力をつける。

T&Eが設立された30年以上前、当時は職員と利用者という枠はなく、名前の由来でもある「Trial&Error-試行錯誤-」をしながら、良い場を協力し合って作り上げる場でした。
いつの時代もそこにはワクワクとドキドキがあり、今でもその頃のように新しいプログラムやプロジェクトは利用者の皆さんと話し合い、立ち上げています。
T&Eに来られる多くの方は、初めての就職活動がうまくいかなかったり、一度は就職したけど定着できなかったり、自信がなく一歩が踏み出せない方です。就職することが人生の全てであり、そこに達していない自分は落第者のような感覚で来られる方も少なくありませんが、長い人生において、就職は数あるイベントの一部であると私は考えます。
学生時代があり、就職、その後、出会いや別れ…もしかしたら結婚もあるかもしれない、子育てや、多くの楽しみ、無限の可能性があるわけです。その可能性を考えるだけで「ワクワク、ドキドキ」しませんか?不安もたくさんあるでしょう…ですからT&Eは、単に就職することではなく、今後の長い人生にフォーカスして、「ワクワク、ドキドキ」できる力、そして乗り越えられる力を身につけられる場づくりをしています。
就労移行支援事業所と聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが、興味がありましたら、私がご対応しますので、一度見学に来られることをおすすめいたします。
 

若い世代の就職支援は、
ただ就職できるだけでは物足りない

ひとりひとり取り組む課題はそれぞれ
私たちはいつも横にいます

まずはじめに…
このサイトを作っていて、感じたのは、堅苦しいかな?と思っています。なぜなら、まず職員の写真が全てスーツであるから…。通常、こんなことはありません。私たちは利用者の皆さんと同じように、デニムにシャツやポロシャツです。誤解されませんように…お伝えしようかなと思いました。
T&Eに通所される方は例えば、学校卒業時に就活がうまくいかなかった方や、就職したものの長続きすることが難しかったなどなど。その方に対して、入所された後、履歴書の書き方、面接、パソコンの練習をしても、それは支援ではなく、単に内定をもらう方法を教えているだけのこと。私たちは、長年、若者支援を行い、結果を求めるのではなく、結果がついてくる力をつけられるように支援を行うことを重要に取り組んでいます。
ここ数年のコロナ禍は特に若い世代に大きな影響を及ぼしていると思います。人と人とがコミュニケーションを取りながら得られるスキルを身につける大切な時間を、奪われてしまっています。リモートという利便性では悪くないものも、人間が生き物として持っている温かさや心というものを知らずに過ごしてしまうことに怖さを感じます。私たちは、その温かさや心を伝えながら、現在の利便性も取り入れていきたいと思っています。

 

小規模の事業所が取り組む、ビッグプロジェクト3本立て

「誰一人取り残さない」T&E流のSDGs
【社会貢献プロジェクトT&E+】

T&Eを利用される方の中には、本気で就労を希望されていながらも、病気や障害によって、自治体の定める登録期限内に就労できない、また障害者雇用カウントに達する時間を働くことが困難な方、大学に在学中で、卒業までわずかだけど、自治体に就労移行の登録を認められない方々などが、年間を通して何名かいらっしゃいます。本当に働きたい!と言っているのに、T&Eを必要とされるその方々を、外(就労継続B型や地域活動支援センターなど)に出していくことに疑問を感じ、例えば、期限が終了してしまっても別の形で利用していただき、支援を続けることや、手に職をつけるプロジェクト、超超短時間でも働くことができる雇用の場づくりなど、大きなプロジェクトに着手しています。
そんな困難を抱えながらも本気で働きたいと言っている方々を、少しでも雇用の形につなげるのが真の障害者支援だと私たちは考えます。

ビッグプロジェクトのご紹介

パートナー企業を募集しております。

まだまだ詳細をお話しできる段階でないものも多く、わかりにくいかも知れませんが、時期が来ましたら、ご紹介させていただきます。
このような社会貢献プロジェクトにご興味をお持ちの個人様、企業様はお電話やメールにてご連絡ください。「ワクワク、ドキドキ」のプロジェクトをご説明に伺います。

 
手に職をつけるプロジェクト

現在、取り組んでいるこちらのプロジェクトは、まだ詳細をお話しできない時期ですが、スポーツ用品のメンテナンス技術を習得するために、プロの技術者からの講習会、また、プロ用のメンテナンスマシンの導入などを企業様のご支援のもと進めております。

 

 
ものづくりプロジェクト

ものづくり支援ということで、こちらもプロからのアドバイスをいただきながら、素人のレベルから、販売につながるレベルまでクオリティを高めるものづくりに取り組んでおります。完成後に販売いただける場所も確保し、モチベーションを上げながら取り組むことで収入を得る作家を育てることができております。

 

大学在学中の学生支援

入学時から、障害や病気の症状がありながらも頑張って過ごし、大学の就活シーズンにつまずく学生さんが多くいらっしゃいます。
この段階でT&Eに通所することができれば、同級生とさほど変わらないタイミングで就職に結びつくことができるかも知れない。そうしたら、プライドも傷付かず、今後の人生をよりスムーズに進められるのではないかと大学のスタッフと連携し取り組んでおります。


T&Eにしかできない就労移行支援事業所をつくる

現在、障害者支援の業界はビジネス化が進み、大手の事業所がいろいろなサービスを提供しています。インターネットなどで調べると、就労移行支援だけでも日本には星の数ほどあり、毎年多くの事業所が閉鎖していることも事実です。
入所してから短期間で就職に結びつけることや、大量に受け入れが可能な事業所など、必要としているニーズにとっては必要なのかも知れません。
T&Eは精神科医療スタッフがチームを作り、立ち上げた小規模な事業所で、ひとりひとりの課題や問題に取り組むというスタンスを設立当時より30年間以上、ブレずに取り組んできました。ですから、就労移行支援事業所となった現在も、個々に時間をかけて支援を行い、特に若年層を専門としている以上、単に就労に結びつけるだけではなく、人生に起こりうる多くのことに立ち向かい、乗り越えられる力をつけることをテーマにしています。
 

私たちは楽することを選ばない

就労移行支援事業所だけではなく、障害者支援に携わる業界内で、楽をするという傾向が多く見られるようになってきています。例えば、就労移行の事業所に障害をお持ちの方を繋げる仕事をしている方が、個々の特性を理解し、繋げようと考えた場合、多くの事業所を理解し、その方に最も合うと思われるところを紹介すべきです。しかしながら、楽をしようとすれば、大きな事業所と連携することで、丸投げできてしまいます。私たちは人と人との仕事をしています。人は数字ではありません。企業によっては、人を雇用するというのではなく、雇用のカウントだけを見ていたり、その数字だけを買えるようなビジネスも展開されるようになっていることも事実です。障害の有無に関係なく、当然、性格も、環境も、目標も全てが異なるわけですから、楽をしてできる仕事ではないと考えています。
 

数字にとらわれない

この業界にいますと、いろいろな数字と関わります。「就職率」、「定着率」、「就職者数」…などなど、当然、就労移行支援という事業所を運営していますので、T&Eもその数字は把握しています。
しかし、例えば、「定着率90%」と表示されていて、よく見ると就職後3ヶ月の数字であったり…ちなみにT&Eは過去10年以上の統計で約70%の定着率です。
最近、10年位前に就職したOBから電話があり、転職するとのこと。大学院で物質の研究をし、その後T&Eに通所、障害者雇用枠でメーカーの開発部に就職後、夢を諦めずコツコツと努力を重ね、数回のキャリアアップ転職を繰り返し、今回、ついに夢の職場で仕事に就き、最高の待遇での転職を実現させましたと。
これを、数字で見ると、障害者雇用枠での就職先は数年で辞めているので、定着していた期間は数年…
でも、障害を持っていてもキャリアアップを実現させることは素晴らしいことですよね。10年働いて、国家公務員になって夢を叶えたOBもいます。キャリアアップ転職もT&Eでは喜んでお手伝いしています。
 

長年変わらない職員、関係者

T&Eの特徴として、職員や関係者の多くが長年携わっていることです。利用者の就職後定着率が高いことをよく評価いただきますが、「職員の定着率も高いんですね」とよく言われます。職員の多くが10年以上のキャリアです。
定着支援においても利用者はもちろん、雇用先企業様も窓口がコロコロ変わることもなく安心した就労生活につなげることが可能です。
また、理事会のメンバーも設立当時より関わりのある方が多く、当時、病院の実習生だった学生が、各大学の教員となり、支えてくださっています。

これから先も
日本の障害者支援を支え続ける存在を目指します

ここまで30年以上、これからの10年、20年先を見据えて

一言で、病気や障害を持つ方々と言われることが多いですが、個々によって症状や特性は様々です。特に若年層であれば、対応力にも差があり、就職に結びつくための時間もそれぞれ。30年前の社会から比べると、病気や障害を持つ方への理解はとてつもなく広がったと思います。しかしながらこの業界に長年いると、何か違う…これで良いのか?と思うことが心に引っかかることがあります。そんな時、私はT&Eに携わる多くの方と話をし、行動に移すことに決めています。ご紹介したビッグプロジェクトもT&Eの利用者との話し合いで生まれ、このワクワク、ドキドキに興奮しています。多くの人と共有し、継続、成長していくことが私の夢です。